冬の節電プログラムとは?もらえるポイントについて
今年の6月末に政府が発表した「節電ポイント」の付与を8月中に開始するという方針が話題になりました。
経済産業省が発表した概要では詳細がある程度分かってきたので、そちらを元にまとめます。
結局「節電ポイント」って何?申し込みなどはどうなっているの?
節電プログラム促進事業とは?
電気代の負担軽減と節電促進のため、参加した家庭や企業に対し、政府が一定額のポイントや特典を付与する政策です。
今年の12月から来年の3月まで実施されます。
対象者及び付与されるポイント
電力小売り各社が今後始める冬の節電キャンペーンに参加した家庭や企業が対象です。
家庭には一律2000円相当、企業には1法人当たり20万円相当のポイントや特典を付与されます。
ポイントはTポイントやアマゾンギフト件など他社サービスに交換して利用できるものや電気の支払いにも使えるものなどとなっています。
実際に節電できなかった場合でもポイントは付与される予定
※ただし、引越した場合や小売電気事業者を変更した場合でも特典の付与は1回限りです。
受付期間
8月4日に節電プログラム促進事業に参加する企業の応募が始まったばかりなので各社が準備でき次第、受付が開始されます。
冬の節電プログラムについては9月末までに200社超の電力小売会社が参加を申請しています。
参加登録は、契約している電気小売会社の案内等に従ってください。
年内いっぱいまでは受け付ける方針だそうです。
ポイントの付与時期
節電プログラムの参加に伴うポイント付与は23年の1月末までに行うとしています。
別途で冬の節電の達成度合いに応じたポイント上乗せも行う方針です。
ポイントの上乗せについて
詳細が不明だった節電ポイントプログラムにおけるポイント上乗せ案に関して先日詳細が発表されました。
条件は前年同月比の電気使用量を3%以上減らすことです。
上記の条件を満たした家庭には月1000円相当、企業には月2万円相当のポイントが上乗せされます。
また、電力需給がひっ迫した場合において、電力会社が設定した基準を満たした利用者に対して節電量1kWhあたり、最大40円分のポイントを上乗せすることも決まっています。
家庭で出来る節電方法
10月に入り、肌が焼けるような暑さから一気に肌寒くなりました。
ますますこれから冷え込んでくると暖房の使用は避けられません。
しかし、少しの意識の変化や節電方法の知識が節電につながり、節約にもつながっていきます。
以下、省エネポータルサイト(経済産業省資源エネルギー庁)の「家庭向け省エネ関連情報」より一部節電対策を紹介します。
暖房時の工夫
・ドア・窓の開閉は少なく。
・厚手のカーテンを使用。床まで届く長いカーテンの方が効果的。
・扇風機を併用。暖まった空気を循環させましょう。
※適宜、換気をしましょう
室外機のまわりに物を置かない。
・室外機の吹出口にものを置くと、冷暖房の効果が下がります。
冬の暖房時の室温は20℃を目安に。
暖房は必要なときだけつける。
フィルターを月に1回か2回清掃。
引用元:経済産業省資源エネルギー庁 省エネポータルサイト
上記は家庭でできる節電方法の一部です。
他にも簡単に取り組める節電方法がありますので、下記の記事を参考にされてみてください。
我が家も九州電力で参加登録を試みる
上乗せポイントについて詳細が決まったにので、早速我が家も九州電力のHPを確認してみました。
参加条件やポイントの付与の仕方は電力会社によって様々とは聞いていましたが、どうやら九州電力は2つのコースから参加方法を選ぶようです。
ピーク時節電コース
九電ecoアプリを通じて節電に取り組むプログラムで、節電対象時間帯に節電すると節電成功量に応じて達成特典が進呈されます。
九州電力の会員サイトの会員であることやスマートメーターによって遠隔で検診されていることなど複数の参加条件があります。
12/31までの申し込みでPayPayポイント2000円分がもらえます。
※10/7~参加受付を開始しています。
月間節電コース
WEB上で節電プログラムに参加登録すると2000円分の電気料金が割引されます。
詳細は11月頃にお知らせ予定だそうです。
我が家はスマートメーターではないのでピーク時節電コースの条件には当てはまりません。
しかし、月間節電コースは申込受付どころか、詳細も未だ分からず…という状態でした。
政府の方針転換にあわせて、電力会社も細かな事項を詰めるのに大忙し…というところでしょうか。
どちらにせよ同じ金額分の特典をいただけるのなら、できるだけ分かりやすい条件で参加しやすいコースに登録したいものです。
電力会社や節電プログラムの参加方法によっては既に受付を開始していますので、まずは対象となる電力会社の公式HPを確認してみるといいですね。
私も11月に改めて、参加条件の詳細を確認して、登録のし忘れがないように気をつけたいです。