家庭で簡単にできる節電の方法とは?
「家庭で節電して節約したいけど、面倒なことも多いのでは…?」
と思ったことはありませんか?
いいえ、少し意識を変えて取り組むだけで家庭でできる簡単な節電方法はたくさんありますよ!
近年、国も本格的に家庭での節電対応を呼び掛け、「節電プログラム」も2022年から始まります。
これを機に家庭での節電方法を見直してみませんか?
家電製品別の電力消費割合
上記のグラフからも分かるように、エアコン、冷蔵庫、照明、給湯などが家庭での電力消費の割合を大きく締めています。
大きく割合を占めているものから使い方を見直すと効率的な節電が可能になりそうです。
家電別に使用方法を見直そう
エアコン
◆定期的にフィルターを掃除して無駄な電力の使用を避けましょう。
2週間に一回以上の頻度で掃除することが推奨されています。
エアコンのフィルターを1年間掃除しないと、消費電力量が約25%増加する場合があると試算されています。
また、ダイキンの実証実験で約3年分のホコリが溜まったフィルターのホコリを取り除いてキレイな状態にすることで、48.9%分の消費電力量を削減できたそうです。
参考:フィルター掃除と室外機周辺の片付けによるエアコンの節電効果を検証 | ニュースリリース | ダイキン工業株式会社 (daikin.co.jp)
◆サーキュレーターや扇風機と併用し、空気を循環させましょう。
◆設定温度を適切に保ちましょう。
省エネ推奨温度は冷房時28℃、暖房時20℃です。
冷房時は1℃高め、暖房時は1℃低めにすると、約10%の節電効果があるといわれています。
◆カーテンなどで日差しが入らないようにしましょう。
◆室外機の吹出口に物を置くと、冷房効果が下がるので物は置かないようにしましょう。
節電するには「つけっぱなし」がいいの?
それとも「こまめに入り切り」するほうがいいの?
上記の疑問に関して、ダイキンが検証を行い、以下のような結論を出しています。
参考:mission5-1 夏のエアコンつけっぱなし検証 | 空気のお悩み調査隊がゆく | ダイキン工業 (daikin.co.jp)
・日中9:00~18:00の時間帯は、30分間であればエアコンを切るより、「つけっぱなし」にするほうが消費電力量は少なかった。また、18:00~23:00の夜の時間帯は、「つけっぱなし」の方が「こまめに入り切り」よりも消費電力量が大きくなる。
・外出する時刻や時間の長さを考慮せずに「つけっぱなし」にしていると、「こまめに入り切り」するより消費電力量は多くなる。
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日中は30分程度の外出ならエアコンをつけっぱなしにし、夜間はこまめに停止させるといった調整を行うことで、お得な運転ができると考えられる。
冷蔵庫
◆冷気を保って効率よく稼働させましょう。
物を詰め込み過ぎないようにして、熱いものは冷ましてから入れるといいです。
扉を開ける時間を短くし、開閉する回数は減らします。
照明
◆点灯時間を短くしましょう。
◆照明器具を工夫しましょう。
オン・オフだけでなく明るさも調節できるインバーター式器具(インバーターとは周波数変換機のこと)がおすすめです。
また、白熱電球のような一般電球ではなくLED電球を使用しましょう。(一般電球と比べると約86%省エネ)
給湯器
◆給湯器のスイッチはこまめに消しましょう。
◆一回使用するごとに多くのガスや電気を使うため、なるべく「追いだき機能」の使用は避けましょう。
テレビ
◆使用しないときはリモコンをオフにするのではなく、主電源を消しましょう。
◆画面モードを省エネモードにして、画面の輝度をできるだけ下げるようにしましょう。
洗濯機
◆まとめて洗い、洗濯する回数を減らしましょう。
ただし、物を詰め過ぎるとより電力がより必要になるので注意しましょう。
◆乾燥機能を使わず、自然乾燥で乾かしましょう。
待機電力を削減しよう
電化製品などは使用していなくてもコンセントを挿しているだけで電力を消耗します。
◆使用しないときはこまめにスイッチをきったり、コンセントをプラグから抜いておきましょう。
「節電タップ」で待機電力を削減しょう!
節電タップとは、オン・オフの切り替えスイッチがついた電源タップのことです。
節電タップのスイッチをオフにしている間は電化製品の「待機電力」は発生しません。
逆に、たとえ電化製品のプラグが挿入されていなくても節電タップのスイッチがオンになっていると電力が消費されますので注意が必要です。
差し込み口ごとに個別のスイッチで管理できるタイプや一括で全ての電力をカット出来るスイッチがついたタイプのものなどがあります。
その他の節電方法
◆家族で過ごす時間はできるだけ一か所に集まりましょう。
◆家電を買い替える際は省エネ性能の高い物を選びましょう。
最後に
普段使用している家電の一部だけでも、これだけ多くの項目で使用方法を見直して簡単に節電できます。
更に節電・節約したい方は電気料金を見直して、より価格が安くなる電力会社に切り替えると良いでしょう。
今年から始まった「節電プログラム」では参加した家庭を対象に、より節電を達成したものにポイントの上乗せをする計画も進行しているようです。
これらの企画も利用して、節電しながら上手に家計をやりくりしましょう。